アパートローン 迅速審査に本腰
三菱UFJ信託銀行は、土地所有者がアパートを建設する際に借り入れる「アパートローン」分野で大手住宅メーカーと提携し、個人向けのノンリコースローン(返済原資を当該事業に限った融資)に本格的に乗り出した。
住宅メーカーの営業マンが持ち歩くパソコンで大まかな融資審査が出来るシステムを開発し、迅速な審査で新規客の掘り起こしを狙う。
提携先は積水ハウス・大和ハウス工業・積水化学工業の3社。
各社の営業マン用のパソコンに全国170万件のアパート賃料のデータを元に開発した営業用ソフトウェアを導入。
営業マンが顧客の前で住所や建物などの情報を入力すると、10分ほどで大まかな融資審査結果がはじき出される仕組みだ。
これまで審査に1ヶ月程度かかったが、10日程度に短縮されるという。
担保はアパートの土地と建物のみで、アパート経営がうまくいかなくても、担保の追加を求めない。
その分、金利は従来型ローンと比べて少し高めに設定している。
三菱UFJ信託は7月から試行的に始め、8月から本格展開する。
2007年3月までに200億円の利用を見込む。
同行は「連帯保証や担保の追加を嫌い、アパート経営をためらう土地所有者は多い。迅速な審査で新規客を増やしたい」としている。
資料:朝日新聞
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投稿者: welworks 日時: 2006年08月23日 21:51 | パーマリンク