住宅ローン6年ぶりに引き上げ!!
本日より(厳密には明日、月曜日から)、住宅ローンの変動金利が6年ぶりに引き上げられました。
―三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行なども大手都市銀行各行は、10月から0.25%引き上げ、年2.625%としました。―
日銀のゼロ金利解除を受け、各行が8月に※短期プライムレート(優遇貸し出し金利)を引き上げたことを受けた措置。
(※日銀が銀行に貸し出す金利の事)
その為、各銀行もそれに追従した形になりますが、私には疑問が残ります。
今回変動金利が約1割強上昇しましたが、この金利事態も購入者にとって大きな事ですが、この事により今までの金利のストッパーがはずされた事がもっと重大な点だと思います。
問題は一旦そのストッパーがはずされた為、これから微々ではありますが、上がり続けるトレンドを作ってしまった要因になった訳です。
そこで、問題は預金金利です。
常に金融機関は顧客にリスクのある部分を先に提供し、その後顧客の声を受けて、預金金利を上げると措置をとります。
これって不自然に感じるのは私だけでしょうか?
この約5年間程で、短期プライムレートも抑えられる措置を受け、しかも各金融機関は不良債権を処理し、ある程度持ちこたえられるようになったとは言っておりますが、これも全て預金者のお陰、預金者の恩恵を受けている事を忘れているように感じます。
いわゆる、預金者のお金を利用して、持ちこたえた訳です。
その結果、負担を軽くする訳でもなく、またしても利用者に対しての、負担を科すという事を決めた訳です。
景気が良くなる事は大歓迎ですが、その負担を科す、その矛先に矛盾があるように感じてなりません。
当然住宅ローン利用者は常に条件の良い金融機関で、金利商品を選ぶことはできますが、金利自体を選ぶことは出来ません。
つまり、その金利で借りるしかない訳です。
これって、金融機関のいいなりになりませんか?
現金で購入される方はなんら問題ありませんが、住宅ローン利用者にとっては、その金利で借りるしかない。借りざるをえません。
この不条理を理解する術を誰か教えて下さい。。
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投稿者: welworks 日時: 2006年10月01日 14:27 | パーマリンク