『事実』とは辞書でひくと
1.実際に起こった事柄
2.現実に存在する事柄
と出てます。
「事実をありのままに伝える」
とは
現実に存在する事柄をありのままに伝える。
ということです。
一見、当然かつ公然で、あたかも道理の通った内容に響きますが、
本当にそうなのでしょうか?
例えば、対『人』の場合はどうでしょう?
ありのまま思った事をありのままに伝えてしまうと、
相手に不愉快は思いをさせてしまいます。
親しい間柄であっても、親しき仲にも・・・・・で、
相手が不愉快に思ってしまう事だってあります。
相手が、初対面だった場合はどうでしょう。
ありのまま思った事をありのままに伝えてしまうと、
殴り合いの喧嘩になる可能性だってあります。
つまり、ありのままをありのままに伝えることによって、
決して、良い判断とは言えない状況というのもあります。
その状況とは、対『人』に対しての場合です。
逆に、対『物』、対『商品』に対してはどうでしょう?
それが、営利目的だった場合は?
この場合、全てが『事実をありのままに伝える』事は、
前提条件でなければなりません。
「当たり前でしょ!!」
って事です。
これが当たり前じゃなければ、
安心して、ものなど買えません。
例えば
食品の内容表示、
機械のスペック
洋服の繊維内容
薬品の成分表示
なんかで、表示に偽りがあったりすると、
怖くて買えません。
「本当にこの商品大丈夫?」
って事になってしまいます。
しかし、不動産の場合はどうでしょう?
不動産とは、唯一無二、二つと同じものが存在しません。
そんな中で、本当に「事実をありのままに伝える」事が
行われているのでしょうか?
あまり、この部分を私個人が追求してしまうと、
この業界の方々から、クレームがあるかもしれませんので、
恐る恐るソフトな言葉で表現します。
この不動産業界の現状とは
『曖昧』な表現と、『演出』そのものを売る業界。
つまり、購入者にとって、不動産とは
最も重要である価格、商品価値の妥当性を見極めにくい商品であり、
情報の信憑性に乏しく、情報の不透明性を感じる商品でもあります。
(逆言えば、それが故に、この商売の”うまみ”を知って、
この商売を、止められない方も多くいます。)
購入する方にとって、”一生のうちで一番高い買い物”であるならばこそ、
事実をありのままに伝える事は必須だと思うのですが・・・
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投稿者: welworks 日時: 2006年11月21日 15:19 | パーマリンク