失敗しないように!!が逆効果!?
「人は失敗しないように!」
と、小さい頃から教育を受けてきます。
でも、それが本当に正しいのでしょうか?
私がいるこの不動産業界でも
「失敗しない不動産の○○!!」
「不動産購入で失敗しない○○!!」
などという本がたくさん出版されています。
それも、一般の住宅購入者向けの本です。
またか!
と思って、立ち読みするんですが、中身はほとんど同じ内容です。
内容は、失敗しない為のいろんな方法や、
良い営業マンを見分ける方法など、
書かれていますが、
そもそも、失敗ってなんでしょうか?
不動産における失敗ってなんでしょうか?
判断ミス?! 騙された?!
そもそも、不動産を購入する時において、
お金があまってあまって仕方がない人、
また、投資の目的で購入される方以外の、
自分(家族)の住まいとして、住宅を購入する方は、
何かを妥協して、購入する方がほとんどなのです。
(※日経の調査では、9割以上の方が何かを妥協して、不動産を購入したというデータが出ています)
つまり、100%満足できる物件を購入している人なんて、
ほんのわずかしかいないという事なんです。
家を購入する時に
予算をあげれば、あの物件が買えるのになぁ~。
本当はあの物件が欲しいんだけど、値段がなぁ~。
と、考えた方は少なくないはずです。
じゃぁ、お金があれば、理想の住宅が購入できるんですか?
それも、違います。
お金があれば、また理想が膨らむんです。
もっと良い(高い)ものが欲しくなってしまうんです。
つまり、不動産を購入する時において、
失敗などという事自体がおかしな話なんです。
自分で、自分に見合った物件を、少しだけ背伸びして買う人もいれば、
背伸びしないで、買う人もいます。
それはその人が考える価値観ですので、
人が失敗などという事自体ナンセンスであり、
まったく失礼な話という事になります。
私が考える不動産で失敗したとは、
投資用としてを不動産を購入し、利回りを得ようとしたが、
管理は思った以上に大変で、家賃滞納も多く、全然儲からない場合や
値上がりしそうな土地を買ったはいいが、逆に下がってしまった場合、
建築会社が建売住宅を販売し、利益を得ようとしたが、
なかなか売れずに、価格下げないと売れなかった場合などは
失敗と言えるかもしれません。
しかし、『失敗しないように!』
などと、あまり意識しない方が、いいと思います。
『失敗』という言葉が持つ力が、
潜在的に働くかもしれませんので・・・
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投稿者: welworks 日時: 2006年11月12日 17:25 | パーマリンク