売れればそれでいいんですか?
家族にはそれぞれ歴史があります。
また、その家には家族みんなの思い出がいっぱい詰まっています。
決して楽しい思い出ばかりとは限りませんが、
誰しも楽しい思い出はあるはずです。
どんな経緯でその家を売るに至ったかは、さまざまですが、
例えば離婚をして家を売る事になった場合どうでしょう?
われわれこの仕事に携わっておりますと、
その家族のいろんな部分を知ることも多いですが、
逆の教わる事の方が多いかもしれません。
離婚とは、家族がばらばらになる事であり、
一度離婚したら、例外的な場合を除き、
また同じ家で過ごす事はありません。
また、離婚してその家を売却するということになれば、
なおさら戻ることは出来ません。
われわれはその家を売るお手伝いをして、
その見返りの報酬として、手数料を頂くことができる訳ですが、
最近は、その売却行為の数値な物に固執し、
営利思考ばかりが優先されている事を強く感じる時があります。
決して、”手数料をもらうな”と言っている訳ではありません。
なぜなら、われわれにとって手数料は生命線だからです。
当然、生活をしていくために、
家族を養っていくために、
きちんとした仕事をして、手数料を頂く。
その事自体は、非常に生産性があり、
社会に貢献する重要な部分でもあります。
今、『手数料半額』とか『手数料なし』といった会社も増えてきまして、
一見、すごくメリットがあるように思われると思いますが、
お客様の為に行っている行為では無く、
大手強豪不動産会社に対抗する為に、
「手数料を安くする」という最後の切り札を使って
お客様を獲得しているように、私は感じてなりません。
その事自体はその会社の方針ですので、
干渉するつもりはありませんが。
私は、
お金を頂かないで、スキル(知識や経験や情報)を提供する事ではなくて、
お金を頂いて思いやりを提供する気持ちの方が
はるかに大切なように感じます。
逆に言えば、快く手数料を払って頂けるような間柄を築くこと、
その事に時間を惜しまず、手を抜かないことだと思います。
慌しい毎日を送っておりますと、忘れがちになりますが、
今後も思いやりの気持ちを忘れずに、
新たな出会いを求めて、
日々頑張っていきたいと思います。
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投稿者: welworks 日時: 2006年12月10日 17:30 | パーマリンク