なぜ土地は非課税で、建物は課税なのか?
また、消費税が上がりそうな気配をみせています。
消費税が15%に上がる事によって、
住宅取得時にどのくらいの金額がかわってくるのでしょうか?
と・・・・
それを考える前に、
住宅取得時の課税はどこにかかってくるのでしょうか?
皆さんあんまりこういった事を考える機会がないかと思いますので、
ちょっと考えてみましょう。
例えば、
5000万円の新築一戸建てを購入した場合・・・
内訳
土地3500万円
建物1500万円(税込み)
つまり消費税は建物にしかかかりません。
なぜでしょうか?
それは
土 地 は 消 費 し な い
という発送が根底にあるからです。
しかし、そもそも土地と建物を個別の不動産として扱う事自体、
日本独自の慣習であり、国際的には稀です。
海外では、住宅用の土地あれば、
課税される国が多いのです。
さらに、不動産取得時には、建物の消費税以外に
仲介手数料の消費税
登記費用の消費税
・・・・
とかかってきます。
現在の消費時5%が今後15%に上がった場合、
今までよりも、約300万円ぐらい変わってきます。
まあ、しかし、消費税が上がる事は予測してましたが、
私が注目しているのは、日本のXデー????
土 地 が 課 税 に
な る 日 が
い つ く る の か ?
という事です。
現在、転換期にある住宅政策と、整合性が取れなくなりつつあることに
気がつかなければならない。
つまり、建物が課税対象にあるということは、
建物が消費するという概念があるということです。
「ロングライフ住宅」を掲げるストック重視の住宅政策に
逆行しているともとれます。
今年6月には住生活基本法が施工され、より住宅の『質』が
求められてきている昨今、あたかも建物を『使い捨てにする感覚』が
そのまま残されたままです。
このこと自体が大問題です。
諸外国の中では来年から税率が上がる国があります。
そんな中日本の住宅市場はどこへ向かっていくのでしょうか??
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投稿者: welworks 日時: 2006年12月24日 10:27 | パーマリンク